医療生協って?

医療生協とは医療・介護の事業を行っている生協(生活協同組合)です。
生協に加入した組合員と医療・介護の専門家が協力して、病院・診療所などを運営しています。組合員は事業所の利用とともに、自主的に班やグループをつくり、健康づくりや助け合いの活動を行っています。組合員が出資したお金が事業所などの運営資金になります。
全国には97の医療生協があり、組合員数は約284万人(2023年3月末現在)。生協法に基づく住民の自主的組織として、さまざまな活動をおこなっています。

やましろ健康医療生協は1994年2月「気軽に安心して相談できる自分たちの診療所を」「医療や福祉の要求実現をとおして安心して住みつづけられる街づくりを」「地域の健康づくりに寄与」をめざし設立しました。その運動の中心として「あさくら診療所」を、その後「ケアステーションあさくら」「さぽーと ゆう・ゆう・ゆう」「あさくら診療所歯科」を開設し、地域の諸団体とも連携しながら保健・医療・福祉(介護)のネットワークをすすめてきました。

「医療福祉生協のいのちの章典」(2013年確定)を掲げ、患者の権利と責任を明確にして、医療・介護サービスを提供しています。

地域まるごと健康づくり

いのちによりそう―「患者の権利章典」をかかげています

医療生協は「患者の権利章典」をかかげています。身体の情報や治療方針、薬や検査など納得できるまで説明し、病気とどう向き合うかは患者自身が決めることを基本としています。

班は くらしの協同・助け合いの場

班は、近所づきあいが少なくなり、高齢者世帯が増えるなど家族が小さくなってきたなかで、消えつつある家庭の保健力やくらしの知恵を、隣近所の人々が寄り合い協同して取り戻す場です。

医療生協の医療機関がバックアップ

健康チェックで気になることを見つけたら、医療生協の診療所と日常的に相談します。予防して学ぶ、学んで予防する。それを医療機関がフォローする。医療生協ならではの健康づくりです。

組合員ひとりひとりの知恵とチカラをあつめて…

医療生協の組合員はあらゆる活動の主人公。そしてその大半は健康な人々です。医療生協では、みんなで楽しく学習・交流したり、いきいきとさまざまな活動がすすめられています。