やましろ健康医療生活協同組合設立の契機となったのは、1983年12月にはじまるユニチカ宇治工場での二硫化炭素中毒症患者の労災認定闘争と引き続く損害賠償請求裁判闘争です。このたたかいで、患者の声に耳をかたむけ、患者との間に垣根なく献身的に活動する民医連の医師や看護師らの姿にふれ「この地域にも、だれもが安心して受診でき何でも気軽に相談できる診療所がほしい」という声が上がり、設立運動へと発展しました。そして1994年2月に組合の設立が認可され、同年9月にあさくら診療所を開設しました。
設立にあたっては名称にもこだわり、病気になったときに通院するだけでなく、病気の予防や健康増進にも力を発揮する医療生協にしたいとの思いから「健康」の二文字を加え、やましろ健康医療生活協同組合としました。




